児玉センイオリジナル「たーぼう」は、アウトドア・屋外作業・釣り・スポーツ・レジャーに大活躍する国産タオル地で出来た多目的帽子です。全国的にも“タオルの被り物の元祖”として2001年の発売以来、職種や性別、年齢を問わず、多くのみなさまから、様々なシーンで活用していただいております。それぞれのフィールドで「たーぼう」を着用している人たちに、このアイテムの魅力を語ってもらいましょう!
山崎智則(やまさき とものり)様
ヤマサキ食品有限会社 代表取締役
アメリカ留学で先端IT技術を修得!
マルチな才能持つ昆布卸問屋3代目。
1976年生まれ、呉市出身。戦後満州から引き揚げてきた祖父が呉市広町で創業した昆布・海産物卸問屋の3代目です。現在、小売店舗と加工場や倉庫機能を備えた広の本社と行き来しながら、広島市中区八丁堀のアンテナショップ「いちばんだし」を拠点に昆布が創り出す“だしの文化”を広める活動に励んでいます。
家業を継いで昆布や海産物を扱う昔ながらの商いを行ってはいるものの、わたし自身の経歴は畑違いなんですよ。まず、呉市立宮原高校卒業後、海外で見聞を広めたいと、1995年にアメリカの西海岸にあるカリフォルニア州立大学ヘイワード校へ留学。大学では子供の頃から親しんできたピアノを専攻し、クラッシックやジャズの理論を学びました。
大学の寮で外国人留学生と同居する学生生活を送る中、アルバイト先で電子楽器を作る人と知り合ったのを機にフリーウェアを使って音楽を作成する楽しさに目覚め、ITやVRなどの世界に興味を持ったんです。その流れで大学院ではマルチメディアを専攻して3Dアニメーションや双方向通信アプリの研究に励み、卒業後はIT系のクリエイティブスタジオ・イベント会社を共同起業することに。当時、まだ珍しかったプロジェクションマッピングや360度動画の制作に携わって充実した日々を過ごしていた2001年9月11日、アメリカで大変な事態が勃発しました。世界中を震撼させた同時多発テロです。
この事件を機に米国内の自粛も強まり、仕事の減少はもちろん、政情不安による渡航の心配などもあるため、熟慮の末、日本に帰国することに。8年ぶりに故郷へ帰国した後は、ひとまず広島市内で映像関係の仕事や、結婚相手となった妻の実家が安佐北区で手掛ける養鯉業の手伝いなどに従事していました。その後、父の体調のことなどもあり、20代後半から家業に就いた次第です。
こうして昆布や海産乾物を扱う卸問屋業に飛び込んではみたものの、少子高齢化が進み、昆布の需要が下降するなど、時代のすう勢によって販売先である地元の個人商店が減少し、考えていた以上に商売は厳しい状況でした。事業の存続が危ぶまれる中、実際に現場に立って昆布や鰹節が生み出すだしの文化の奥深さを知っていくと、わたしたちが次の世代に伝える役割を担う必要性を感じたんです。だし文化の発信基地として、2015年に広島市中心部の八丁堀に開設した直売店「いちばんだし」では、料理や味にこだわりを持つ飲食店や一般の方に厳選した商品を販売しています。昆布の用途に応じた使い分けや調理法などもアドバイスいたしますので、お気軽にご来店ください!
さて、どちらかというと自由業に近い仕事ばかりやってきたわたしのヘアスタイルは、40歳半ばを過ぎた今もずっと背中まであるロン毛を束ねたポニーテールです。本社工場で加工作業を行う時は異物混入防止用のネット帽子を被りますが、野外作業や自転車でお得意様に配達して回る際に長い髪の毛をおさめるのに何か良いモノはないか?と探していたところ、インターネットで見つけたのがたーぼうです。夏場は日除けにもなるし、汗も拭けるので快適ですね。今、被っているのは“おかめ”と“ひょっとこ”のカワイイ和柄のデザインのたーぼうですが、並べてみると看板商品の昆布とも相性ばっちりでしょ!
ちなみに「だし文化の発信基地」を目指す八丁堀店は、昔からモノづくりが大好きなわたしのファクトリー(工場)としての機能も備えています。自分の原点であるIT関連のコンピュータ作業や、趣味の金継ぎなどに使用する設備や道具も揃えているので、取引先から本業以外の相談をされることも少なくありません。ミシンを使った裁縫ごともそのひとつ。今度、無地のたーぼうに刺繡を入れて、「いちばんだしオリジナルたーぼう」を製作しようと考えているところです。どんな被り物ができるやら、乞うご期待!
■いちばんだし
ヤマサキ食品有限会社 八丁堀店
広島市中区八丁堀3-2-7
TEL 082-836-4550
ホームページ https://www.528.co.jp
-着用商品
TB4:おかめ・ひょっとこ柄
[TB4-MSK]
商品ページ
https://ta-bow.ocnk.net/product/140